10月のNHK「クラシック倶楽部」は、ピアノ・ファン必見の“鍵盤祭り”。ノヴェレッテ所属(および招聘)の注目ピアニストが続々登場します。フィリッポ・ゴリーニによるシューベルト特集を筆頭に、アレクサンダー・ガジェヴの2回構成企画、韓国の俊英イ・ヒョクの2夜、巨匠クンウー・パイクまで――朝のひとときに、濃密な名演が並びます。
(放送はNHK BS[5:00–5:55]、NHK BSP4K[6:15–7:10]の帯枠。編成は変更される場合があります)
注目ラインナップ(2025年10月/NHK「クラシック倶楽部」)
- 10/8(水) フィリッポ・ゴリーニ
タイトル:新緑の寺に響くシューベルト ピアニスト ゴリーニの旅
シューベルト晩年のソナタ解釈で世界的に評価を高めるゴリーニ。透明な構築美と長い呼吸が、早朝の空気に冴えわたります。 - 10/15(水)・10/16(木) アレクサンダー・ガジェヴ
企画名:若者たちとたどる音楽の旅 I / II
2021年ショパン・コンクール入賞後も深化を続けるガジェヴ。語りと演奏が有機的に交差する2回シリーズで、作品の“内側”へと聴き手を誘います。 - 10/29(水)・10/30(木) イ・ヒョク
圧倒的な技巧と音楽の推進力で国際舞台を席巻するイ・ヒョクが2夜連続で登場。速さの背後にある彫琢されたフレージングが聴きどころ。 - 10/31(金) クンウー・パイク
アジアを代表する巨匠パイク、円熟のタッチと抒情が朝の空間を豊かに満たします。作品ごとの様式感の描き分けにも注目。
“ピアノで旅する10月”—見どころ3点
- 作曲家とピアニストの“相性”を味わう
シューベルト×ゴリーニ、ショパン関連企画×ガジェヴ、ヴィルトゥオーゾ・レパートリー×イ・ヒョク、そして多彩なロマン派解釈×パイク——各回が“最も得意な土俵”で真価を発揮。 - 物語性のある構成
ガジェヴの2回シリーズやイ・ヒョクの2夜連続など、継続視聴で“音の輪郭”が立ち上がる編集。録画・見逃し対策もしやすい並びです。 - 朝の耳にちょうどいい録音・映像
リサイタル密着や国際フェスの高品位素材が中心。BSP4Kの再編集版では早朝の静けさに映える空間表現も楽しめます。
放送の基本情報
- 番組:NHK「クラシック倶楽部」
- 放送枠:NHK BS(月〜金 5:00–5:55)、NHK BSP4K(月〜金 6:15–7:10)
- 留意点:特別編成・緊急報道等で内容・日時が変更になる場合があります。最新の編成は直前の公式情報をご確認ください。
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