ウィーン国立歌劇場 2025年来日公演が決定 – 9年ぶりの珠玉のステージ

世界最高峰のオペラハウス、ウィーン国立歌劇場が2025年10月に9年ぶりとなる待望の来日公演を行うことが決定しました。今回の来日では、モーツァルトの傑作「フィガロの結婚」とR.シュトラウスの名作「ばらの騎士」という、極めて魅力的な2演目が上演されます。

「フィガロの結婚」では、現代演出家の第一人者バリー・コスキーによる2023年の新制作を日本初上演。

【バリー・コスキーによる《フィガロの結婚》予告映像】

色彩豊かで分かりやすい演出は、モーツァルトの音楽とダ・ポンテの台本が織りなす人間ドラマを見事に表現します。指揮は経験豊富なベルトラン・ド・ビリーが務め、アンドレ・シュエン(アルマヴィーヴァ伯爵)、ハンナ=エリザベート・ミュラー(伯爵夫人)らフレッシュな実力派キャストが集結します。

「ばらの騎士」では、伝説的演出家オットー・シェンクによる名舞台が再現されます。豪華絢爛な舞台装置と衣装は、18世紀ウィーンの優雅な世界を完璧に表現。音楽総監督フィリップ・ジョルダンの指揮のもと、カミラ・ニールンド(元帥夫人)、ピーター・ローズ(オックス男爵)という世界最高峰の歌手陣が集結します。

【オットー・シェンク演出による《ばらの騎士》、C.クライバー指揮、1994年】

公演日程: 「フィガロの結婚」

  • 10月5日(日)14:00
  • 10月7日(火)15:00
  • 10月9日(木)18:00
  • 10月11日(土)14:00
  • 10月12日(日)14:00

「ばらの騎士」

  • 10月20日(月)15:00
  • 10月22日(水)15:00
  • 10月24日(金)15:00
  • 10月26日(日)14:00

会場はいずれも東京文化会館。チケット料金は平日・土日で異なり、以下の通りです:

平日料金:

  • S席:79,000円
  • A席:69,000円
  • B席:55,000円
  • C席:44,000円
  • D席:36,000円
  • E席:26,000円

土日料金:

  • S席:82,000円
  • A席:72,000円
  • B席:58,000円
  • C席:47,000円
  • D席:39,000円
  • E席:29,000円

また、39歳以下を対象としたU39シート(平日19,000円、土日21,000円)や29歳以下のU29シート(平日10,000円、土日13,000円)も用意されており、若い世代も楽しめる料金設定となっています。

チケットは2025年4月上旬に発売開始予定。世界最高峰のオペラハウスによる極上の舞台芸術をお見逃しなく!

また、「ばらの騎士」に関しては、広瀬大介氏によるガイドがアルテスパブリッシングより出版されたばかりです。

楽曲分析から演出の歴史、作品の背景まで、初心者から愛好家まで幅広い読者を満足させる充実の内容となっています。公演鑑賞前の予習や、理解を深めるための参考文献として、おすすめの一冊です。


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