【完全版】クラシック音楽史を制覇!レベル別おすすめ音楽史の参考書ガイド

クラシック音楽の歴史って、興味はあるけどどこから手をつけていいか分からない…そんなあなたへ!古代の聖歌から現代の実験音楽まで、果てしなく広がるクラシック音楽の世界を、楽しく、そして深く学べるおすすめの参考書をレベル別にご紹介します。

この記事では、様々なウェブサイト、書評ブログ、Amazonレビュー、そして大型書店の情報を参考に、「これなら楽しく読める!」入門書から、「もっと深く知りたい!」中級者・専門家向けまで、あなたのレベルにぴったりの一冊が見つかるよう、段階的にご紹介します。

【入門編】まずはここから!楽しく学ぶクラシック音楽史

初めてクラシック音楽史に触れるなら、図解やマンガ、CD付きなど、視覚・聴覚の両方からアプローチできる参考書がおすすめです。楽しみながら、自然と知識が身につきますよ!

1. 『すぐわかる!4コマ西洋音楽史』シリーズ

読者レビューPick Up!

  • 「図解がわかりやすく、子供でも楽しめる!音楽を学ぶ入口として最適!」★★★★★
  • 「4コマで歴史がわかるなんて!ストーリーも面白くて、どんどん読み進めちゃう。」★★★★☆

2. 『はじめての音楽史(改訂版)』

  • 特徴: 古代ギリシアから日本の現代音楽まで、幅広くカバー!2017年版では、久保田慶一氏による「もうひとつの音楽史」コラムが追加され、戦後音楽史や図版もさらに充実。
  • おすすめポイント: 教育現場でも採用されている、信頼の入門書。これ一冊で、音楽史の全体像をしっかり把握できます。
  • こんな人に: 幅広い年代の方におすすめ。学校の教科書や、自主学習用にもぴったり!
  • Amazonリンクはじめての音楽史 改訂版

3. 『大人の音楽史入門[改訂版]』

  • 特徴: CD付きで、実際に楽曲を聴きながら学べる!2色刷りで図版も豊富、視覚的にもわかりやすい構成です。
  • おすすめポイント: 「耳で聴いて、目で見て」学べるから、知識がより深く定着します。
  • こんな人に: クラシック初心者さんはもちろん、音楽を聴きながら知識を深めたい方、音楽ファンにもおすすめ。
  • Amazonリンク: 大人の音楽史入門[改訂版] | 楽譜,書籍,CD

(参考) CD収録内容

『ベートーヴェン:交響曲第5番』(1曲目)、『モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番』(2曲目)など、合計40曲を収録。詳細は書籍内でご確認ください。

【中級編】もう一歩深く!歴史的背景や作曲家の世界へ

入門書で基礎知識を身につけたら、次は歴史的背景や作曲家の生涯、社会的文脈との関係性など、より深く掘り下げてみましょう。

1. 『西洋音楽史「クラシック」の黄昏』(岡田暁生 著)

  • 特徴: 物語調で歴史の流れを読みやすく解説。専門用語も平易な言葉に置き換えられているので、スッと理解できます。
  • おすすめポイント: 著者の視点から音楽史を語ることで、各時代をより深く、立体的に理解できます。
  • こんな人に: 基礎知識があり、さらに詳細な解説や裏付けのある歴史記述を求める方へ。
  • Amazonリンク西洋音楽史 「クラシック」の黄昏

2. 『歴代作曲家ギャラ比べ』(山根悟郎 著)

  • 特徴: 経済的な視点から作曲家の活躍や音楽市場を分析!音楽史を新たな角度から楽しめる一冊です。
  • おすすめポイント: 単なる伝記ではなく、社会経済的な背景から音楽の動向を考察するユニークな視点が魅力。
  • こんな人に: 音楽だけでなく、経済や社会背景にも興味がある方、専門書ほど堅苦しくないものが読みたい方へ。
  • Amazonリンク: 歴代作曲家ギャラ比べ

【専門家向け】より深く、より専門的に!研究者・専門家への道

音楽大学院受験者、研究者、専門家の方には、より詳細な学術分析、音楽理論、各時代の専門的な記述に焦点を当てた書籍がおすすめです。

1. 『新西洋音楽史』(グラウト/パリスカ版)

  • 特徴: 全3巻、約1200ページにわたる大作!古代から20世紀までの西洋音楽の変遷を詳細に解説。豊富な楽譜資料や参考文献も掲載され、学術的な研究にも耐えうる内容です。
  • おすすめポイント: 音楽史全体を再確認するための標準教科書として、多くの研究者に利用されています。
  • こんな人に: 音楽大学院受験者、研究者、専門家の方へ。
  • Amazonリンク新西洋音楽史 上
    新西洋音楽史 中
    新西洋音楽史 下

2. 『西洋音楽の歴史』(カッロッツォ/チマガッリ版)

  • 特徴: グラウト/パリスカ版と比較して、テーマ別の考察セクションが充実。具体的な楽曲分析に重点が置かれています。
  • おすすめポイント: 作品ごとの解説に鋭さと独自性があり、新たな視点を発見できます。
  • こんな人に: 新たな視点や具体的な楽曲分析を重視する大学院生や研究者の方へ。
  • Amazonリンク: 西洋音楽の歴史

【さらに深く!】参考文献との併読で、知識を広げよう

音楽之友社から出版されている専門書もおすすめです。

  • 『音楽史の新たなアプローチ』(2020年)ISBN:978-4-636-96088-4
  • 『音楽の視点から見る社会史』(2018年)ISBN:978-4-636-96119-5
  • 『クラシックの常識を覆す』(2021年)ISBN:978-4-636-96950-4

【まとめ】あなたにぴったりの一冊で、クラシック音楽史の世界へ!

この記事では、入門者から専門家まで、レベル別におすすめのクラシック音楽史参考書をご紹介しました。図解やCD、豊富な資料で楽しく学べるものから、理論的・学術的な記述に重点を置いたものまで、様々な参考書があります。

ぜひ、あなたの学習目的や興味に合わせて、ぴったりの一冊を見つけてください。そして、これらの参考書を参考に、クラシック音楽史の奥深い世界を、体系的に、そして深く理解していきましょう!

【各書籍の比較表】

書籍名ISBN書式出版年/改訂年ページ数価格(税込)特徴・カバー範囲
すぐわかる!4コマ西洋音楽史978-4-7630-2208-4B6版2011年(各巻)約160ページ/巻約2,200円/巻4コマ漫画と図解で視覚的に学習。古代~現代までの簡潔な解説。
はじめての音楽史(改訂版)978-4-427-61101-9A5版2017年228ページ約2,970円古代~現代(西洋・日本の音楽史)を網羅。新コラム追加で戦後音楽史も充実。
大人の音楽史入門[改訂版]978-4-636-11821-2A5版改訂版発売中約228ページ約1,980円~CD付きで実際の楽曲を聴きながら学習。図版が豊富で理解しやすい。
西洋音楽史「クラシック」の黄昏978-4-86650-084-0A5版2005年約243ページ約1,100円物語調の記述で、中級者向けの解説。専門用語が平易化されている。
新西洋音楽史(グラウト/パリスカ)978-4-636-96084-6A4版上巻:1998年/下巻:2001年全3巻約1,200ページ各巻約9,350円学術的解説、編年史的記述と豊富な資料収録。大学院受験・研究者向け。
西洋音楽の歴史(カッロッツォ/チマガッリ版)978-4-636-96937-5A4版2019年補遺版約450ページ約5,500円テーマ別の考察セクションが充実。具体的楽曲分析に重点。

※価格やページ数は、最新版や改訂版により異なる場合があります。最新情報は各販売サイトでご確認ください。


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