【公演情報】イム・ユンチャン ピアノ・リサイタル 2025:若き巨匠が挑む J.S.バッハ「ゴルトベルク変奏曲」

2022年、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールを史上最年少で制し、世界に衝撃を与えた若きピアニスト、イム・ユンチャン氏が、2025年7月7日(月)に東京オペラシティ コンサートホールにてピアノ・リサイタルを開催します。

今回のリサイタルの中心となるのは、鍵盤音楽の金字塔とも称されるJ.S.バッハの「ゴルドベルク変奏曲 BWV988」。プログラムには「ほか」とされており、全容への期待も高まります。

特筆すべきは、イム・ユンチャン氏がコンクール優勝直後の記者会見で「挑戦してみたいレパートリーは?」との問いに対し、迷うことなく「《ゴルドベルク》が弾きたい」と答えていたことです。

(出典:https://ebravo.jp/archives/121426

当時まだ18歳だった若者が、高い精神性と深遠な構成を持つこの大曲を挙げたことは、多くの聴衆や関係者に驚きとともに強い印象を与えました。今回のリサイタルは、まさに彼が抱いていた強い音楽的欲求と目標が実現する、待望の機会となります。夢を実現させる彼の強い意志と、作品への真摯な向き合い方がうかがえます。

【イム・ユンチャン(Yunchan Lim) プロフィール】
2004年韓国生まれ。2022年第16回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールにて、史上最年少(18歳)でゴールドメダルを受賞。併せて聴衆賞、最優秀新曲演奏賞も獲得し、一躍世界の注目を集める存在となる。その演奏は「深い音楽性と驚異的なテクニック」(マリン・アルソップ)、審査員や聴衆を魅了した。コンクールでのラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番の演奏動画はYouTubeで驚異的な再生回数を記録。以来、ニューヨーク・フィル、ロサンゼルス・フィル、ミュンヘン・フィル、BBC響など世界有数のオーケストラと共演、カーネギーホール、ウィグモアホール、サントリーホールなど主要ホールでのリサイタルも成功を収めている。デッカ・クラシックス専属アーティストとしてリリースした「ショパン:エチュード」は韓国でダブル・プラチナを達成、2024年グラモフォン賞(ピアノ部門)を受賞し、同誌の「ヤング・アーティスト・オブ・ザ・イヤー」にも選出された。現在はニューイングランド音楽院にてソン・ミンス氏のもとで研鑽を積んでいる。

静謐さと躍動感、そして深い知性を併せ持つイム・ユンチャン氏が、「ゴルドベルク変奏曲」という宇宙にどのように挑み、何を描き出すのか。若き巨匠が切り拓く新たなバッハの世界を、ぜひ会場で体験してください。

【公演概要】

  • 公演名: イム・ユンチャン ピアノ・リサイタル 2025
  • 日時: 2025年7月7日(月) 19:00開演 (18:20開場)
  • 会場: 東京オペラシティ コンサートホール
  • 出演: イム・ユンチャン (ピアノ)
  • 曲目:
    • J.S.バッハ:ゴルドベルク変奏曲 BWV988
    • ほか
  • チケット一般発売日: 2025年4月19日(土) 10:00~
  • チケット料金 (一般): S席 8,000円 / A席 6,000円 / B席 4,000円 ほか
    • 学生割引、シニア割引、車椅子割引あり(詳細は公式サイトをご確認ください)
  • お問い合わせ: ジャパン・アーツぴあコールセンター 0570-00-1212

※先行発売等で満席となった席種は、一般発売以降販売されない場合があります。
※最新の情報は公式サイト等でご確認ください。


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